#2020年映画ベスト10 を発表します

今年、映画館で観た映画ベスト10をツイートしたので、ものすご~~~く簡単にそれぞれの映画についての感想をまとめておきたいと思います。いきなりですがレッツゴー。
 

 


⑩ ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

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自分も大学に入学してからというもの、「あぁ、この人達とは分かり合えないんだろうなぁ」という集団をよく目にし、勝手に自分の中で拒否反応を示すことが多かったので、主役の2人の気持ちが痛いほど伝わってきた。この2人の素晴らしいところは、お互いを100%全面肯定しているところ。こんな風に無条件で自分のことを受け入れてくれる存在がいるなんて本当に羨ましい。この映画では、自分の知らなかった他者の一面を次々に知っていく様が描かれている。勝手にカテゴライズしていた相手の存在を素直に受け入れて、自ら閉じていた世界を広げていく2人の人間性の柔軟さが魅力的だった。
ラストのスピーチのシーンでの、「みんな大学に行ってもダサくならないでね」で思わず涙ぐんでしまった。自分はもちろん最高で、あなたも最高。そこに特別は理由はいらないんだよって言ってくれる素敵な映画。
ネトフリで配信開始されたので是非。
 
⑨罪の声

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未解決事件を題材に描くフィクションだと、どれだけ「もしかしたら実際にあったのかもしれない」と感じさせつつ、それでいてスリリングに描くかが重要だと思っていて、発想が突飛すぎても入り込めないんだけど、そのギリギリのラインがものすごくうまくいっていたと思う。当時の雰囲気は知らないし、この話のどこまでが本当にあった出来事なのかは分からないけれど、どうにも自分は作り話のようには思えず、クライマックスで明かされる真相に胸が締め付けられた。大人たちの汚い欲望が、無邪気な子ども達の希望を奪っていくのが辛い。また、主演2人の雰囲気が心地よくて、別々の理由から捜査し始めた二人が中盤でようやく出会うシーンがたまらない。じっくり噛みしめるような面白さだった。
 
⑧佐々木、イン、マイマイ

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この映画、タイトルにもあるとおり「佐々木」の存在は強烈だし、観たら誰もが中高生の頃のそれぞれの「佐々木」的な存在を思い出して、ちょっと胸が抉られるんだけど、1番印象に残っているのは、主演の藤原季節さんが演じる悠二と、荻原みのりさん演じる元カノのユキの別れのシーン。関係としてはとっくに終わっているのに、同棲は解消せずにダラダラ暮らしている2人だったけど、そこに意を決して別れを告げる悠二が心苦しかった。別れのシーンではあるんだけど、どこか晴れやかでこれからの2人にとってはプラスに働くことが想像できる素敵なシーンだった。
 
 
⑦TENET

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1回目では、およそ3割くらいしか理解できなくて、2回目でようやく7割くらいは理解できたのかな...?という感じ。自分のSF理解力の無さを恨む。映像としては逆行カーチェイスに逆行アクションなど、正に観たこと無い映像の連続で満足感が凄まじかった。普段は、CGや特撮的に「どう撮ってるんだろ?」と思うことはあるけれど、それとは一線を画すこれぞ本当の「どう撮ってるんだろ?」的な映画。考察含めて、ネットで色々な人の感想を読み漁ったのもいい経験だし、今年はこれほど他人の意見が気になった映画は無かった。早くBlu-rayでもう一度観たいし、何より逆行アクションのメイキングが気になる。
 
⑥ミセス・ノイズィ

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年末最後の滑り込みで鑑賞。かなり刺さった。近隣トラブルを題材にしたお話で、序盤は明らかに頭おかしいと思われた騒音おばさんが、中盤でおばさん視線に変わると主人公家族の方が悪者に見えてきたりと、怒っている事象は同じでも主観が切り替わることで、見えてくるものが180度変わってくるというのがとんでもなく「巧く」描かれている。すごい小さなお話で微笑ましい部分もあれば、クライマックスはドキリとする展開があって、終始揺さぶられた。特に子役の演技が素晴らしくて、画面の端っこでの細かい演技とかもどこまでが演出されたものであるのか分からないくらいに自然で、実際にいる子供がそのまま画面に映っているかのよう。
 
⑤サヨナラまでの30分

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今年の初めの方に公開されていて観にいった人は少ないかもしれないけど、観た瞬間からベストに入れようと決めていた。何より映像の質感が綺麗で、光の当て方が繊細なのが印象的。空気中の埃を映すくらいに鋭く光が照射したバンド演奏シーンが目に焼き付いていて、この映画の存在自体が自分にとっては眩しいような気がする。よくある死んだ人間が復活して、体を乗っ取るみたいな話なんだけど、この映画のキーアイテムは「カセットテープ」で、それを再生している30分だけ入れ替わりが成立するという設定。入れ替わりスイッチとしての「カセットテープ」の役割が秀逸で、徐々に擦り切れて再生時間が少なくなっていくという使い方が巧い。ラスト、最後の再生を行った主人公の行動に痺れた。なんとなくこの映画は予告も貼っておく。


映画『サヨナラまでの30分』本予告 2020年1月24日(金)全国ロードショー

 


 
④パラサイト 半地下の家族

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言わずと知れたアカデミー賞作品賞を受賞した傑作。自分も例に違わず楽しめた。観る前はもっとダークな雰囲気なのかなと思っていたけど、そんなこともなく素直に笑えるシーンもあり、家を乗っ取っていくケイパーものとしての面白さが光っていて、2時間でこちらの喜怒哀楽の様々な感情を一気に引き出してくれる映画だと思う。ストーリーがどこに向かっているのか予想もつかないという点では、今年随一だった。


③透明人間

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この作品、タイトルになっている「透明人間」が出てくるのか...どうなんだ...と何度も思わせて、溜めて溜めてドーーーーーン!!の繰り返しなんだけど、その驚かし方の工夫が本当に素晴らしい。特徴的なBGMや耳を裂くような鋭い音響も相まって、思わず飛び上がりそうだった。何気ない日常のシーンでも、画面は違和感のある余白を映し、目には見えないが確実にそこにいる「透明人間」を映しとるのがなんとも恐ろしい。中盤のVS透明人間では特撮的な見どころも半端なくて、こんな敵からどうやって逃げるんだよという気にさせてくれる。ラストの主人公による復讐は異様にキレッキレで爽快感抜群。


②37セカンズ

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生まれたときに37秒息をしなかったことにより、脳性麻痺になってしまった女性が外の世界を知っていくお話。多くの周りの人の助けを受けながら、純粋に夢を追う姿に引き込まれていく。実際の脳性麻痺の方が主演をしていることもあって、ドラマではあるもののリアリティが尋常ではない。一番印象に残っているのは、過保護気味な母との喧嘩シーン。
「ママがいなかったらあなたなんにもできないでしょ!」と言ってしまった取り返しのつかなさ。母親も娘を世話することこそが自分のアイデンティティの一つになってしまっており、母親こそが子に依存している関係にゾッとしたし、やるせなかった。
 
①アルプススタンドのはしの方。

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今年観た映画で一番好きな映画。今後、自分にとって納得がいかない壁にぶち当たった時に何度も見返して、勇気をもらいたいし、自分もこんなに熱くなれる何かが欲しいと思える作品だった。あらゆるポジションで踏ん張って頑張っている人間を全肯定していて、教室の中心にいる人もはしの方にいる人も、どちらの葛藤も漏れなく描いてポジティブなメッセージで包んでいる。何気ない会話のテンポが本当に絶妙でクスっと笑えるし、その中からその人のふとした本音に共感してしまったりと鑑賞中の感情が忙しかった。クライマックスでついに場内にアナウンスされる「彼」の名前を聞いた時、鳥肌が立った。
 
 
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今年は、アトロクの「ムービーウォッチメン」で当たった映画はできる限り観にいこうとしていたので、普段は手を出さないようなジャンルの映画にも手を出すことができた1年でした。

www.tbsradio.jp
この1年は色々あったけど、とにかくとんでもなく早かった気がする。来年は、その瞬間瞬間をしっかり文章にしていきたい。短くてもいいから、自分の感情を書き留めておくのはやはり大事ですね。今年、何かしらの形で関わってくれた方たち、ありがとうございました。あまり更新していないにも関わらず反応いただけて素直に嬉しかったです!!
それでは、みなさんいいお年を!!!来年もよろしくお願いします!!!!

教育実習の記録

先日、母校の公立高校で3週間の教育実習に行ってきたので、その記録を少し書き記しておこうと思います。

 

僕が通っている大学は教員免許の取得が卒業要件に含まれています。なので、大学入学時から教育実習があることは意識していて、段々とその日々が近づいてくるのを戦々恐々としながら過ごしていました。今年はこのようなご時世なこともあって、本来なら5月に予定されていた教育実習も9月に延期されてしまい、就職に関する予定なども大幅に変わってしまいました。手続きとかもバタバタしており、あの頃はどうなることやら…と思っていたけど、無事に実習を終えることができてよかったです。いや、マジで。進路が白紙になったからね。

 

 

ということで、いくつかの項目に分けて感じたことを記録しておきます。

 母校について

僕は現在、大学4年生の22歳なので母校に通っていたのは4年ほど前になります。たった4年前でも、通っている生徒はもちろん違いますから、学校の雰囲気も大きく変わっていました。実習中に体育祭と文化祭があったのですが、僕が通っている頃とは違い、自主的に何かに取り組んでいる生徒が多かったように思います。自分達で学校を盛り上げよう、楽しくしよう、という強い意志をひしひしと感じました。

授業を受けている様子を見てもそれは明らかで、寝ている生徒は少なく、積極的に周りとコミュニケーションを取ったり、発言をしたり、先生の言ったことに反応したりと、自分が授業をした際も生徒の反応が良く、大変助かりました。

何を隠そう、自分自身が高校時代は授業中に睡眠を繰り返す生徒だったので、本当に頭が上がりません…

 

本来なら、5月にあるはずだった体育祭は文化祭と連続に行うようになっており、実習最後の3日間は怒涛のスケジュールでした。学校としては相当な準備量だったので、生徒のみんなも本当にお疲れさまって感じです。体育祭、文化祭と言いましても、もちろん保護者をはじめ、外部からのお客さんも入校禁止で、食品の売り上げなども全面的に禁止。仕方ないことかもしれませんが、例年に比べてかなり規模は縮小していました。

 

ただ、その分生徒は何が何でも行事を成功させるという思いがあり、できる範囲内で全力で楽しんでいました。自分はコロナに対して憤りまくりだったので、このような向き合い方は尊敬するばかりです。本当に偉い。校則がかなり緩いという事もあるので、文化祭当日は生徒のコスプレ祭りで、素直に楽しかったです。あの創造力、どこから湧いてくるんだ。

 

授業について

教育実習において、一番の不安要素だった授業に関しては、思っていたほど追い込まれていたわけでもなく、何とか形にすることができました。もちろん、プロのベテラン教員の方からしたら拙いことこの上ありませんが、自分が思っていたよりかは生徒の反応が良かったです。もっとひどいことになると覚悟していた…

 

僕の専門教科は国語で、2年生の現代文と古典を担当しました。担当クラスは5クラスほど。古典が特に心配だったのですが、いざ授業をしてみると、理解させる部分(単語や文法など)と考えさせる部分(話のあらすじ)などが、はっきりしている分、作りやすかったように感じます。何度もいいますが、実習にいっただけのガキの戯れ言です。

 

半面、現代文はかなり苦労しました。考えさせるような授業を作っても、生徒の意見を拾いながら、進行させる能力などは皆無なので問いが投げっぱなしになったりして、生徒を困らせてしまいました。逆に、教科書にあることだけを説明しても、読めば分かることなので生徒が退屈してしまいます。ここら辺の塩梅が本当に難しい。これは長い時間をかけて勉強していこうと思います。

 

また、僕が通っている頃には無かったのですが、現在は電子黒板が導入されており、板書の使い方も工夫を強いられました。古典は本文をデータで前に映して、授業を進行させつつ、電子ペンで説明内容を書き足していくという方法を取ったのですが、あまりしっくりきませんでした。電子機器の活用方法なども、もっと模索せねばと感じた次第。

 

他のあらゆる仕事に通じると思うのですが、一度した仕事(この場合は授業)の失敗点、改善点を洗い流して、徹底的に工夫していくことが大事ですね。

教えている内容は同じでも生徒の反応や理解度が段違いだったので、授業の面白さはこういう所にあるのかもしれません。トライアル&エラーの積み重ねといいましょうか。説明の仕方や話し方、エピソードの入れ方を少し変えるだけで、生徒の頷き具合が見違えるように変わるので、これがかなり面白いです。ぶっちゃけハマります。

 

生徒について

授業とは別にホームルームの担当クラスもあります。朝礼や終礼の連絡、行事の運営を担当し、そのクラスの生徒とは実習中、一番深く関わることになります。僕はとりあえず、全員の顔と名前を一致させようと思いまして、一人ずつ休み時間に机を回って、名前と趣味や部活、自分の好きなことや、家で何をしているか、などを聞いて回りました。また、細かいコミュニケーションを取り、逐一メモを取るようにしました。

すると、クラスの40名ほどの生徒の顔と名前は一週間ほどで覚えることができましたし、大体誰と誰が仲いいかなどは分かるようになってきました。そんなことを繰り返していると、生徒から話かけてくれることも増えてきたので、嬉しかったです。放課後は文化祭の手伝いを行って、教室にいる生徒と話すことができたのも普通によかった。教員は授業をしてなんぼだと思いますが、こういう何気ないコミュニケーションが後に自分に返ってくるんだな、と感じます。

正直、僕は少しひねくれた高校生だったので、実習生がやたら話かけてくると、ちょっと面倒くさがったりしたかもな、と思ったのですが、みんなちゃんと自分のことを話してくれたので、よかったよかった。

 

少し難しかったのが、いわゆる無気力系の男子。まぁ、学校があまり好きではない生徒との関わり方です。僕は体育祭などの行事を楽しむ気持ちはもちろん分かりますし、逆にそういう盛り上がりを忌避する気持ちも痛いほど分かります。

テントの隅っこの方で、明らかに楽しくなさそうにしている生徒への声のかけ方が非常に難しく、気持ちが多少分かるだけに、楽しむことを強要することは絶対にしませんでした。何しろ3週間だったので、信頼関係を築くのには短すぎました。これは反省です。

 

部活について

僕は高校時代、「陸上ホッケー」という超がつくほどのマイナースポーツをしており、全国大会にも出場したことがあります。このスポーツのいいところは、誰もが高校入学後に初心者として始めるので、新入部員のスタートラインが同じことです。野球やサッカーとは違い、個人の実力にそこまで差が開いておらず、全員で少しずつうまくなってチームを強くしていくことができます。

マイナースポーツで競技人口が少ないこともあって、部活の縦の結びつきが異常に強いです。頻繁にOB戦があるので、年代は違うのに名前を把握している先輩や後輩がかなりいます。

 放課後はクラスの文化祭の手伝いと並行して、そちらの部活の指導もしていました。指導といっても、ほとんど見守るだけですが。僕自身、そのスポーツが大好きなこともあるので、一緒に高校生とスポーツができて、いい息抜きになりました。体の鈍りはあまり感じませんでしたが、単純な瞬発力やボール感は現役のプレイヤーとは比べものにならずボロボロでした。

 

まとめ

 

かーーーなーーりザっと淡々と書いてみました。

文化祭では、自分が高校生だった時よりも多くの生徒が写真を撮ってくれたので、大切にしよう思います。連絡先を交換するわけにはいかなかったので、途中からひたすらAirDropしてもらいました。

印象的だったのは、最後の日に自分のクラスの40人に1人ずつ、メッセージを書いたのですが、2人ほどの生徒が泣いてくれたことです。まさか、自分がそこまで必要とされてるとは思わなかったので、こちらも涙をこらえるのに必死でした。素直に泣けばよかったな、と少し後悔しています

始まる前までは、かなりビビッていましたが総じていい実習となりました。指導教員の先生にも細かくアドバイスしていただき、こんなクソ忙しい時に面倒を見てもらって、本当にありがたかったです。自分の勉強不足はただただ情けなかったので、とりあえずもっと勉強します。

 

色々な思いがこみ上げていますが、取り急ぎ思ったことを書いておきました。

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実習最終日にサプライズでもらった生徒一人一人からのメッセージ

 

Twitter辞めました

僕はSNSを使うのが苦手です。

Twitterのアカウントを消したのは3度目。

はじめてTwitterのアカウントを作ったのは中学3年生くらいの時で、確かスマホを買ってもらったのとほぼ同時にアカウントを作った記憶があります。そのアカウントはただリア友用に使っていて、鍵をかけて仲間内で楽しんでました。ツイート内容は今日は誰々と遊んだとか、部活の試合で勝っただとか。そして、高校3年になるタイミングで受験勉強に集中したかったこともあって消しました。

 

大学に入学したあたりでアカウントをまた作りました。その頃はもう既にTwitterというのは少しずつ廃れてきていて、友達内で使うSNSというのはInstagramが主流になっていました。僕はどうも大学に入ったあたりから友人に自分の生活を晒したりするのは苦手に感じていたので、Instagramはしていませんでした。Twitterの方は一応、何人かの友達をフォローしていたもののツイートを行うことはほとんどなく見る専用。趣味の情報を仕入れたりするために使っていました。そんなアカウントも1年ほど前に消しました。普段、関りのない友達(友達と言っていいのか分からないけど)との人間関係を続けていくのが少ししんどくなったからです。またこの頃から、自分の趣味の幅が広がってきたこともあって、趣味専用のアカウントを作ることにしました。

 

そして作ったのが、こちらのブログと結びつけていたアカウント。作った当初はまさか自分がブログを始めるなんて思ってはおらず、ツイートをすることもありませんでした。引き続き情報を集める目的で使っており、なんとなくこの頃が一番自分とSNSの距離感が良かったと思います。

 

今年に入った頃くらいにこのブログをなんとなく立ち上げて、ツイートをポチポチするようになりました。すると、何気ないツイートにもリプライやいいねをもらえたりして素直に嬉しかったです。その節はありがとうございました。そうしてツイートするようになってきてから、関わってくださる方も増えてきたのですがどうもTwitterにハマっていく自分に少しずつ違和感を覚えていました。自粛期間中などが顕著だったのですが、家にいると確実にスマホを見ている時間が増えていました。シンプルに目が痛かったです。というわけでTwitterのメリット、デメリットを自分なりに整理しました。ところがメリットとデメリットというのは表裏一体です。世の中よくできていますね。

 

メリットかつデメリット① 友達ができる。

正直、僕はリアルで趣味の話ができる友達が少ないです。っていうかいません。中高大と体育会系の人間関係の中で育ってきたことも関係があるのか、特撮やら映画やらの共通の趣味をもった友達が中々できませんでした。普段、わりとウェーイとしているやつがいきなり「あの変身シーンいいよね」とは言いだすことはできませんからね。ありがたいことに僕の話を一方的に聞いてくれる友達は多くいるものの同じ熱量で語り合うことは叶いませんでした。

 

そんななか、友達と言っていいのか分かりませんが共通の趣味の話を思う存分できるような存在が僕の中にできたのはかなりの救いでした。

 

僕の大好きな漫画『宇宙兄弟』の3巻で、主人公の南波六太が幼いころに宇宙の話をしていじめられる自分と宇宙飛行士になって仲間と宇宙の話をしている自分を重ね合わせて、仲間の尊さを感じる名シーンがあるのですが、まさにそんな心境です。みんな宇宙兄弟読んでね。

宇宙兄弟(3) (モーニングコミックス)

宇宙兄弟(3) (モーニングコミックス)

 

 

 

ただ、そもそもTwitterというのは「呟き」を公開するという使い方があっていると思うのですが、フォロワーの方に配慮して情報を発してインターネット上で慎重に人間関係を維持するのが僕は難しかったです。まぁ考えすぎだとは思いますが。このツイートを見た○○さんはどう思うのだろう?とか考えると少し、いやだいぶと疲れました。

 

 

メリットかつデメリット② 承認欲求が満たせる

よくSNSをやめる理由として「自分の承認欲救がコントロールできなくなる」ということが挙げられますが、これまで意味がよく分かっていませんでした。そんな僕がフォロワー欲しいなとか思ったり、いいねされると気持ちよくなるということを身をもって知ってしまいました。なるほど、これは麻薬では?そう思った時になぜか悔しくなりました。自分のことをもっと自分で認めましょう。これまで他人と比べるということを禁止していましたが、このままいくと会ったこともない人といちいち自分を比べることになるな、と感じた次第です。このまま自意識が肥大化していくと、自分が虎になると思いました。

 

山月記

山月記

 

 

 

メリットかつデメリット③ 情報を得ることができる

オタクとして様々な情報を簡単に手に入れることができるのは本当に便利でした。例えば、僕は高校を卒業するまでは趣味といえば特撮を観ることと小説を読むことでした。それがTwitterを始めるようになってから、面白い漫画や映画の情報が簡単に入手できるようになり、趣味の幅が大きく広がりました。こんなにも面白い作品が世の中にあるのに、なぜ俺は知らなかったんだ...と幾度となく後悔しました。また、まさか自分の人生に関わるとは思っていなかったアイドルと出会ったり、趣味が充実するようになったのは確かです。

 

ただ、自分の意見が持ちにくくなりました。以前までは情報無しで面白いのかどうかもわからない映画を観にいったり、本を読んだりしていたのですが、今はすっかり作品に手をつける前に評判を調べるようになってしまいました。あの人が貶してるから自分は観にいかなくていいかとか、逆にあの人が褒めてるから観にいきたいなどと過剰に思うようになってしまい、どんどん自分の意見や考えというものが縮小していくような気がして、なんとも気持ち悪くなってきました。別に面白くなくていい、なんてことない作品だって、自分にとっては輝いて見える箇所があるかもしれません。そういう感覚をもっと大事にしていきたいです。

 

 

情報のシャワーを浴び続けることもキツくなってきました。悲しいことに今年に入っていいニュースなんてパッと思いつきません。このような情勢なこともあって不確かな情報で憤っている人や、無駄な議論を重ねている人が多かったと思います。Twitterというのは恐ろしいほどに議論に向いていない。自分がツイートをするようになって、そんなことも分からずに殴りあっている人がやたらと目につくようになりました。他人というものはコントロールできませんし、世の中には自分と考えが合わない人種なんておびただしいくらいいます。それなのに140字を連ねて説教しようなんて無駄です。そんな空虚な議論を見続けて、僕はそもそもSNSが向いてないな、と度々感じ、素直にもうやめたほうがいいなと思いました。

 

 

完全なるデメリット 集中が続かなくなった

やめたくなった1番の理由はこれです。明らかに集中できなくなりました。2時間の映画を観ようと思うとすぐにスマホに手が伸びますし、30分の特撮でさえ細部まで集中できなくなりました。それだけならまだいいのですが、本の世界にのめりこむことが困難になっていました。以前までは400ページ程度の小説なら1日で読むこともできていたのですが、最近はメッキリできなくなりました。大学生としての本分の勉強も集中が続きませんでした。そう思うと、やはり腹がたってきました。なぜ俺は文明の利器にコントロールされているんだ、と。違う俺がお前をコントロールしているんだ、とスマホに向かって言いました。

 

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そんなこんなでTwitterやめます。たった半年ツイートしていてこんな状態になったのですから、もう自分には向いていないのでしょう。これからアカウントを作って誰かのツイートを見ることはあると思いますが、ツイートすることはもう無いです。僅少な期間ではありましたが僕と関わっていただけた方、本当にありがとうございました。自分と同じような趣味の人と知り合えたのは嬉しかったです。ただせっかく知りあうことができたのでこれからもブログを拝見させていただきたいですし、僕もこれからブログ更新することがあったりなかったりするかもしれません。その時はまたよろしくお願いします。

 

ほな!

 

 

 

 

 

 

 



 

最近の日記(読書、映画について)

ブログ更新してなさすぎて、このブログの存在忘れそうになったので日記っぽいもの書いときます。

satoe1981.hatenablog.com

 昨日、はてなブログの公式読んでたらこちらの記事がありました。そうなんよなー、別に大した情報とか更新したいわけじゃなくて、こんな風に駄文垂れ流したいんだけなんだよなー、と思ったのでこの文章を書いてます。安心してください。書いている本人も読みにくいです。というか、今までこのブログを開設するまでにインターネットに自分の情報を書くことなんてまず無かったんですよね。趣味のTwitterアカウント作ったのも2年くらい前で、まともにつぶやいたりしたのも数か月前な気がする。ということなので、いくら文章が読みにくかろうが痛かろうが、たまには自分のことを書きます。ちなみに自分のインターネットリテラシーに自信が無いので、なにかまずいこと書いてないかめっちゃ気になります。

 

最近は何をしていたか。相変わらず大学は入講禁止なので孤独を強いられている。ここ数週間を思い出しても、映画館とバイト以外は外にいった記憶が無い。別に苦ではないけどね!ふん!はい。お盆休みというか、腐れ切った大学生なので特にこの一週間やりたいことをやるぞ!という大した意気込みもないまま、このうだるような暑さの夏をやり過ごしています。マジで暑いっすね。汗かきなんでこの季節は人一倍気をつかうんですよ。高校時代の部活やってた頃なんて休憩時間に自分の足元に水たまりできるレベルでした。本当です。

 

読書

急に部屋の模様替え?をしようと思い、鬼の整理整頓を開始。

まぁー出てくる出てくる。積み本が。本屋さん行きますよね?面白そうと思って手に取りますよね?レジに直行しますよね?家に帰ると平積みします。すると消化しきれない量の本があるんだなこれが。困った困った。どれも読む気はあるんだよ、と本棚に鎮座していながらこっちを見ている書籍に語り掛けています。本当です。というわけでおびただしい量の本からせめて8月中に読みきるぞ!という意気込み、もしくは自戒を込めて数冊紹介しようかな。

 

流星の絆

流星の絆 (講談社文庫)

流星の絆 (講談社文庫)

 

東野圭吾、大好きなんですよ。例にもれず東野圭吾のミステリーが好きで読書好きになったようなもんです。文庫本はできる限り集めるようにしています。では、なぜこれほどの人気作を読んでいなかったのか。それはこの本を読んでしまうと自分の中の東野圭吾が終わってしまうような気がして、後々の楽しみにしようと積んだままにしていたのでした。ついに思い腰を上げて読了を目指します。読んだら久しぶりにドラマ版とかも見たかったりする。

 

 

あなたの人生の物語

あなたの人生の物語

あなたの人生の物語

 

以前から、海外SF小説を抵抗なく読めるようになりたいな、と思ってまして。というのも翻訳した文章に慣れないのか、SF独特の専門用語がよく理解できなかったり、シンプルに登場人物の名前が覚えられなかったりして、これまで嫌というほど挫折してきました。ただ、SF小説ってどれもあらすじを読むだけで本当にワクワクするんですよね。どうにかもっと楽しめるようになりたいな、という思いで初心者におすすめされているこちらの短編集に手を付けます。僕が大好きな映画『メッセージ』の原作である表題作だけでもいいかげん読もう。そして、世界的な大ヒット作『三体』も読みたい(いつか)

三体

三体

 

 

・地球はウルトラマンの星 <ティガ編><ダイナ・ガイア編>

増補改訂版 地球はウルトラマンの星 ティガ編

増補改訂版 地球はウルトラマンの星 ティガ編

 
増補改訂版 地球はウルトラマンの星 ダイナ&ガイア編
 

こちらは完全に特撮分野の趣味本。放送当時のインタビュー集の増補改訂版ということであらゆる『ティガ』『ダイナ』『ガイア』のキャスト、スタッフのインタビューで埋めつくされた、僕のようなオタクには最高の本です。当時のファンが読むと放送時の番組制作の熱量が手にとるように伝わってきます。平成三部作のあらゆる話を観たくなること間違いなし。僕は平成三部作にはギリギリ間に合わなかった世代なのですが、もちろん幼少期にVHSで繰り返し観ていました。あの頃はもちろん制作事情のあれやこれや何てこれっぽっちも知りませんでしたが、今は立派な特撮オタクの目線を持っているので不思議な気分になります。これらの作品がどのような思いで作られたのか、後年にどのような影響を及ぼしていったのか読み解いて、何年か越しの答え合わせをしているような気持ちです。また、僕の直撃世代の作品群としてはコスモス~メビウス当たりのまとまったインタビュー集とかを読みたいなぁと常々思ったり。うぅ、平成3部作世代が羨ましい。

 

映画

最近観た映画の感想を簡単にでも

 

透明人間


映画『透明人間』特別映像

ほんっっっとうに面白かった!!!!

この作品、タイトルにもなっている透明人間がでてくるのか....どうなんだ.....と見せかけてドーーン!!の繰り返しなんですが、その驚かし方の工夫が本当に素晴らしい。映画館で観ながら、何度ものけぞりました。いやぁ、心臓止まりますよ。BGMの使い方や耳を裂くような鋭い音響が特徴的で何度も何度も驚かしてくれます。透明人間がいる部屋(映像では誰もいない)を無造作に写し続けたり、いつ出てくるんだ?と気を張ってしまうので集中力が最後まで続きます。特撮ファンとしても、中盤のVS透明人間の映像が一体どうやって撮ってるんだろう、という映像のつるべ打ちでほんっっっとうに見ごたえがありました。

おすすめです!!!

 

・アルプススタンドのはしの方


映画『アルプススタンドのはしの方』予告編

これまた素晴らしい傑作。あまりにもTwitterで評判が良かったので鑑賞したのですが僕も大興奮でした。学校という鬱憤がたまる場所で何者にもなれずなんとなく過ごしている高校生が高校野球の応援を通して自己を変えていくっていうお話。ストーリー自体は王道の青春物なんですけど、僕が刺さったのはあらゆるポジションで踏ん張って頑張っている人間を全員肯定していることですかね。教室の真ん中にいる人も端の方にいる人も、どちらの葛藤も漏れなく描いてポジティブなメッセージで包んでいます。原作は高校演劇の戯曲でこの映画自体も約70分が会話劇で進行していきます。俳優同士の掛け合いが何といっても絶妙で、クスっと笑えるものからその人のふとした本音に共感してしまったりだとか。僕はついラストの盛り上がるシーンで泣いてしまいましたよ。うっかり立ち上がりそうになるほどの熱さを感じさせてくれました。とりあえずもう一回観に行きたい。

おすすめです!!!!!!!!!

 

・劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス


【8月7日(金)公開決定!】『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』\\ みんな、待たせたな! //

みなさんお待ちかねのタイガ劇場版。本来3月公開だったこともあり、満を持して先日鑑賞しました。僕的には傑作!というテンションではないもののかなり面白かったとは思います。そもそものタイガのTVシリーズに僕はハマりきれていないこともあって、本作は何といってもウルトラマンギンガから始まるニュージェネ勢の登場を楽しみにしていました。前半、次々と登場するオリキャス勢がたまりませんでしたね。前夜祭で市野監督が仰ってたことによると、これらの一連の共演シーンはMCUを参考にしたとか。本当、理想的な客演シーンだったと思います。欲を言えば、変身後にそれぞれのメインテーマを流しての各怪獣との戦いをもう少しだけ、ほんの少しだけ見たかったかなって感じはしました。各ウルトラマンの合わせ技とかももっと欲しい。

タイガ完結編としてはどうか。TVシリーズで不満のあったトレギアの扱いや満を持してのタロウの登場、トライスクワッドのそろい踏みなど、よかった点もたくさんありました。ただ、どこか一つの要素だけでもTVでしっかり扱っておけば、こんな慌てて話をたたむこともないのになぁ、とやはり勿体ない気持ちにもなったり。鑑賞後に先述した前夜祭を観たのですが、本当にニュージェネ俳優たちの仲の良さが素晴らしくて、やっぱりこの映画はこれだけのキャストをバチっと揃えて、満足に共演させてくれただけで十分だなと思った次第。近いうちにまた観に行きます。

おすすめです!!!!


【見逃し配信】ニュージェネキャスト集結『劇場版ウルトラマンタイガ』公開前夜祭

前夜祭、必見です!!

 

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テキトーに書き始めたら3000字超えたので、今回はこの辺で。

それでは、熱中症にお気をつけて。

 

 

 

 

 

 

 

 

『ハイキュー!!』終章が描いた青春のその先

今週号の週刊少年ジャンプで、言わずとしれた大人気漫画『ハイキュー!!』がついに最終回を迎えました。僕は、本日0時になると同時にジャンプ+のアプリを起動し、最終回を読了。叫びだしたい気持ちをグッと堪えて、粛々と『ハイキュー!!』への思いを文章にぶつけることにしました。

 

最終回については一読者としてこれ以上ないくらいお手本のような幕引きだったのでは...という思いと、感無量な気持ちを抱かせてくれた古舘春一先生お疲れさまでした、という思いで胸が一杯です。ここまで完璧に近い形で物語にエンドマークを打った漫画も珍しいと思います。

人気至上主義の少年漫画において

・ストーリー的な面白さの絶頂で終わること

・メインテーマと主要キャラクターの成長を描ききるということ

この2つを両立させた漫画はぶっちゃけ『ハイキュー!!』以外に無いんじゃないか、という気すらします。今回は『ハイキュー!!』の終章にスポットライトを当てて、終章のここがよかったよね、という点を語っていきたいです。

 

 

 

ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

終章がいかに革新的であるかについて

正直、僕はこの『ハイキュー!!』という漫画が好きではあったのですが、自分の中の好きのレベルを数段上に押し上げたのは、この終章の存在です。

 

多くのスポーツ少年漫画は「終わり方」をどうするか、が非常に難題です。というのも、普通のバトル漫画と違って、敵を倒して「ハイ、平和になりました」では済ますことができないからです。スポーツである以上は勝敗がありますし、春高が開催された以上は優勝と引退があります。では春高編の連載中、この『ハイキュー!!』という漫画にはどんな終わり方が考えられるのか、他の少年スポーツ漫画も参考にすると、こう予想していました。

 

春高で優勝する

②どこかで負けて、2年生編が始まる

 

①はぶっちゃけありえない、と読み進めていく内に思いました。

リアリティという点でもそうですが、1試合の展開の面白さと日向翔陽というキャラクターとしての成長は春高2回戦の稲荷崎戦で頭打ちになっていたからです。合宿で経験したことを開花させて大きな成長を日向が遂げたのは、なんといってもコミックス32巻の第281話「ハーケン」において、尾白アランのスパイクをレシーブしきったシーンでしょう。それを「ナイスレシーブ」と称えた影山。

 

ここは作中屈指の燃えるシーンですが、このまま春高を烏野が勝ち上がっても、恐らく日向の覚醒、影山との関係性の変化をこれ以上の形で描くことは難しかったのではないでしょうか。

だからこそ、3回戦の音駒戦では物語序盤から配置されていた因縁の相手ということを強調して、日向と孤爪研磨との関係性を濃く描いていましたし、4回戦の鴎台戦では日向の上位交換ともいえる「小さな巨人」星海光来と満を持して対決し、烏野がいかに敗北するかを中心に描いていました。

ということで①は却下

 

②の案はどうか。これはぶっちゃけ見たい。というか普通はこれ。

春高で名を挙げた烏野バレー部に入部してくる一癖も二癖もある新入部員。

彼らに手を焼く2年生になった日向と影山。うん。見たい。

今まで後輩としてある種やりたい放題してきた2人がチームを先輩として引っ張ていく姿。うん。間違いなく見たい。

しかし、この展開を採用すると「終わり方」問題は先延ばしになるし、1年生としての1年間を描くのに約40巻。烏野含めて、他校の1年生などの新キャラを描くとなると半端ない物量、テーマ的にも話の面白さ的にもとても収集がつくとは思いません。

というわけで②も却下。

 

古舘先生、これどうすんの......

 

僕は正直、頭抱えてました。

しかし、これだけの面白い展開をあの手この手でお出ししてきた先生さすがです。思いもよらぬ方法で話を紡ぎます。参りました。

 

それが、数年後にとんでエピローグをそのままメインストーリーにするです。

 

今となっては当たり前ですが、僕にとっては衝撃的な展開でした。まさにその手があったか、と膝を打つような感覚。

そうです。この漫画はどこまでいっても、「日向翔陽の成長」「日向と影山の変人コンビ」を描いた漫画です。それを考えれば、春高でしっかり主人公たちに負けを味わわせて、数年後にジャンプして高校バレーの先を見せようとしたのはこれ以上ないくらいの正解でしょう。

 

加えて、この漫画は「敗者」の描き方が序盤からとんでもなくうまかったです。

烏野が勝ったどんな試合であっても、過去の回想シーンを巧みに操り、しっかりと相手チームのプレイヤー達に読者を感情移入させ、「敗者」はその後どうするのか、ということをたっぷりと描いてきました。それを考えれば、烏野がいつか「敗者」側になるのは必然ですし、苦汁を飲んだあとに挫折を乗り越えたそれぞれのキャラの成長を描くのは全うでしょう。

ハイキュー!! 43 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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 終章におけるオールスター感

 

プロリーグとして日向と影山の属するチームの試合を描くことで、ある種のオールスター感を演出することに成功しています。数年後ということで、高校卒業後の各キャラクターはどうしているのか、かなりの数のキャラクターを上手く捌きつつ、おおよそ誰もが納得のいく形で一堂に会しています。読者それぞれに好きなキャラクターはいるでしょう。それらのキャラの再登場を楽しみに待って、いざ満を持しての登場とか、本当にワクワクしましたよ。

 

ちなみに、僕の好きなキャラクターは白鳥沢学園の牛島若利。彼、終章においてめちゃくちゃおいしかったですね~。しっかりモンスタージェネレーションの中でも最強の格を落とさずにしかも新技まで引っ提げて来る始末。正に鬼に金棒。彼みたいなバレー一筋ゆえに周りとのコミュニケーションが不得手なキャラクター性といいますか、どこかカリスマ性があるとこが、僕は大好きなんですね。それでも、終章では常にとがってた高校時代とは違い、どこか角のとれた暖かみのある人間性を醸し出してました。いや~ほほえましい。古舘先生も牛島が大好きなんじゃないかな。 

ハイキュー!! 21 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ハイキュー!! 21 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

そして、稲荷崎高校のキャプテンの北信介。彼もよかったですね~~!!

ただの一コマ。それも試合現場にはおらずの登場でしたが、彼の姿が見れるだけで心が温かくなりました。強豪校のキャプテンなのに、プレイヤーとしては中心メンバーではない、彼の悲哀というか哀愁というか、体全体に切なさを纏ってる様子がたまらないんですよ。高校卒業後は農家になってるということで、なんとも彼らしい。素敵な再登場の仕方でした。

ハイキュー!! 32 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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こんな風に読者の好きなキャラクターの高校卒業後の姿がたっぷりと堪能できたのは何とも眼福でしょう。

そうして、終章では日向や影山をはじめお馴染みのキャラクターの掘り下げを丁寧に重ねます。もう、これはエモーショナルの連鎖。高校時代は敵同士だった人間たちがプロとなって、あの頃の何倍もの経験を積み、自分たちののスキルを磨き切った上で、今度は味方として戦う。感無量と言わずして何というか。あれだけ恐ろしかった、宮侑のトスも木兎光太郎のスパイクも、いまや日向と同じ側のコートでボールのやりとりを行う。高校時代の敗北を経た先に、こんな素敵な未来が待ってるとは...僕は終章の試合展開は、1ページ1ページ噛みしめるように読んでいました。

また、読み返せば稲荷崎戦でクドいくらいに、影山のトスを宮侑が再現しており、変人速攻には再現性があることが丁寧に描かれています。なので、宮侑と日向がコンビを組むことになる未来は容易に予想できたはずなのですが、何故分からなかった自分...

ハイキュー!! 42 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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終章で描いた青春のその先

 

そして、この終章展開でもっとも僕が気にいってるのは、キャラクターを通してそれぞれの未来の可能性を描いた点です。

こういう、王道の少年スポーツ漫画で僕が一番抱いていた思いに「こいつらこんなに部活に青春捧げて、その後の人生どうするんだ...」というものがありました。漫画に出て来るキャラクターって、当たり前っちゃ当たり前なんでけど、部活以外の描写は必要最低限なんですね。もうコートで燃え尽きるんじゃないかって勢いで部活ばっかりしてる。つまり、もうこいつらの人生=部活となってる状態です。

僕も青春を部活に捧げた人間の一員として思うのですが、高校卒業してまでそのスポーツに同じ熱量を捧げる人間なんて本の一握りです。たとえ、バレーが好きだったとしても「○○高校のメンバーでするバレー」が好きなわけであったりして、卒業後に同じ熱量を持てる人間は限りなく少ないです。

 

ということは、プロや大学バレーを目指さない限り、彼らはバレー以外の選択肢を選ぶことになります。

そして、実際に終章では卒業後のメンバーが働いている現在の様子も細かく描かれました。ここが本当に丁寧で素晴らしかった。ある者はプロに。ある者は引退してもバレー関係者に。ある者はバレーとは全く違う仕事に。再登場する度に、年齢と職業が書かれていましたが、この何気ない表記に度々、感動を覚えていました。

 

当たり前のことですが、高校を卒業しても、青春が終わっても、バレーを引退しても、人生は続きます。

 

彼らがコート上で燃え尽きずに、社会人として立派に羽ばたいてる姿を見ることできたのは本当にうれしかった。ここら辺の描写があったおかげで、彼らのことを、自分がいるこの世界と地続きの血の通った人間であるように思えました。

 

スポーツ漫画に限らず、あらゆる青春漫画において、彼らが選択肢を選び取った先の人生を描くというのは、キャラクターの深みが増す非常に重要な工程ではないかとも思い知りました。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

徒然と書いてきましたが、まだまだ『ハイキュー!!』の好きなところはあります。

・最終回でオリンピックの試合を商店街で見ている少年について

・初代「小さな巨人」宇内天満がバレーを続けなかったことについて

・日向2、3年時における烏野バレー部について

・作中における各チームの横断幕の効果的な扱われ方について

・コマ割りを巧みに扱った「最強の囮」の演出について

などなど。

書きたいことが山ほどありますが、とりあえず今回はこれまで。

 

古舘先生は間違いなく、この漫画を通してバレーボールが面白いということを証明してくれました。本当にお疲れさまでした。

 

 

 

ハイキュー!!』8年半ありがとうございました!

 

 

 

ウルトラ面白い新番組『ウルトラマンZ』1話「ご唱和ください、我の名を!」感想

毎年、新作ウルトラマンがスタートする日には、僕はいつも『ウルトラマンギンガ』1話の放送日のことを思い出します。

2013年、僕は中学3年生でした。その日は「今日から新しいウルトラマンが始まるんだ!」と一日中ワクワクしており、当時は水曜夕方に放送していた『ウルトラマン列伝』もしっかり録画済み。部活があったためにリアルタイムでみることは叶いませんでしたが、家に帰って速攻で録画を再生。あの時の期待感。胸の高鳴り。

 

ギンガ1話の視聴を終えた時は「お、おぅ.......」と、なんとも言えない気持ちになりはしたものの、これまた速攻でネットで感想を漁り、とりあえず挿入歌は熱いな、とか予算が無いんだろうな、とうっすら考えたりはしました。

当時は念願の新シリーズがスタートしたこともあり、なんだかんだ温かい目で楽しく視聴を続けていた人も多かったと思います。傍から見てもあの時はシリーズの崖っぷちでしたよね。

 

あれから7年。いつからできた呼称なのか「ニュージェネレーションシリーズ」として立派な一大ブランドを築き上げたウルトラマン。今ではもはや、シリーズが続くことは半ば当たり前になり、『ギンガ』当時のようなファンの甘い目も無くなりました。作品を追うごとに求められる要素も多くなっていき、毎年その期待を裏切らずに新作を提供してるのは素直に凄いことだと思います。

 

今年はこんな情勢のこともあり、前作である『ウルトラマンタイガ』の劇場版もいまだ公開しておらず。やや、複雑な思いはあるものの新ドラマなどが軒並み放送延期になってる中で予定通り放送の始まった『ウルトラマンZ』はいつもの何倍も楽しくみれた気がします。

ウルトラマンタイガ DXニュージェネレーションアイ

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  • 発売日: 2020/02/01
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 (早くタイガ劇場版観たい...)

 

さて、『ウルトラマンZ』1話「ご唱和ください、我の名を!」の感想を簡単にでも。

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冒頭、街で暴れまわるゴメス。度々、怪獣の名前が表示されるのが怪獣弱者としては助かります。覚えやすい。

いきなりの逃げ惑う人の描写がほんっっっとうにいいですね。最近のニュージェネシリーズで顕著だと思いますが、正に実写と特撮の融合。人間の目線からみた怪獣をしっかり描くことで、怪獣による災害がダイレクトに伝わってきますし、観てるこっちも本能で「逃げなきゃ!」と思ってしまいました。

何かと、お話については揶揄されることが多いシリーズだと思いますが、特撮の創意工夫による魅せ方はやっぱり歴代ウルトラマンの中でもトップを毎作更新してます。

 

セブンガーについては僕は原点の怪獣をあまり知らなかったんですけど、ファンの方からは大絶賛の模様。セブンガ―とゴメスの身長差が随分あったことが気になったのですが、どうやらしっかり原作準拠だったらしく、そこら辺の細かいこだわりがあることもスタッフへの信頼がウルトラ増しました。何気にロボット怪獣に乗り込む防衛隊って今までありそうで無かったんですよね。ウルトラマンと防衛隊の共闘の熱さが増したんじゃないんでしょうか。実用行動時間もウルトラいいです。

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別空間に飛ばされたゼロですが、はじめ設定を聞いたときは驚いたものの実際に観てみると、かなりコミカル。ゼロならどんな目にあってもいいところで帰ってくるんでしょ、という謎の安心感。おいしすぎだろ、このキャラ。

 

緊急地震速報みたいに、隕石落下情報が通知されてましたけど、この地球にとって怪獣ってどういう存在なんでしょうか?ニュージェネシリーズは頻繁に共演してますが、ここら辺が微妙に分かりません。ウルトラマンもこの世界では割と当たり前の存在なのかな。隊員達の驚きぶりを見るに、初めての光の巨人なのか。とりあえず、後に朝倉リクくんも登場すると思いますのでそこらへんは様子見。

 

初登場のオリジナル怪獣「宇宙恐竜鮫 ゲネガーグ」。これまたウルトラかっこいい。街の破壊描写も気持ちいいし、何よりでかい。迫力がある。のっそのっそと歩きまわるのも愛らしい。

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ハルキとZの初邂逅もウルトラ面白い。最初はキャッチ―だけど違和感のあった「ご唱和ください!」にもしっかり地球の言葉が苦手という設定を持ち込んで、一応の説得力を持たしてるのもグッド。

 

第一声の「申し訳ないけど、お前は死んだ」でもうこのウルトラマンが好きになりました。『ウルトラマンX』第1話のチグハグな会話を思い出します。この異星人とのズレ漫才がウルトラ心地いい。子供にも人気でるんじゃないかな。是非、ZはXとも共演してほしい。アルファベットつながり。

 


気持ちいいくらいの玩具のCM的な初変身でしたが、これもニュージェネではおなじみですね。何気にインナースペースに入っていくのも面白かった。あんな感じなんだ。ところでハルキと融合してる間は、Z本人の素体で戦うことは無いのかな。とりあえずはアルファエッジが基本フォームっぽい。

 

戦闘もウルトラかっこいい。セブンスラッガー、ゼロスラッガ―のような武器をヌンチャクのようにして戦うのは、しっかり融合素材のウルトラマンの合わせ技であることが生かされててアイデアの勝利。

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今からティガ、ダイナ、ガイアでフュージョンする「ガンマフューチャー」が楽しみだ。ビルを丸ごと突き破って攻撃を受けるZは若干、メビウスリュウ隊員に怒られる気がしなくもないですが、まあウルトラ迫力があるのでいいでしょう。ゲネガーグ撃破後の着地→瓦礫が巻き上がるのにもテンションぶち上げ。細かい。とにかく細かい。ウルトラ細かい。もはや特撮班の執念を感じるレベル。

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ヘビクラ隊長ですが、名前までもじって前のシリーズとのつながりを匂わせるのはファンサービスなだけでどうなんだろ?って感じでしたが、これで実際に『オーブ』のジャグラーと繋げるのは面白いかな、とも思いました。もはやウルトラマンは前作の把握が必須のシリーズになってきましたね。

 

 

そんな感じでウルトラ満足の第1話。ネットでも概ね絶賛意見が多いのではないでしょうか。僕自身、非常に楽しめました。ニュージェネシリーズは1話の出来が比較的いいので心配はしておりませんでしたが、実際の期待を数割上回ってお出しされたのでとりあえずウルトラ安心しました。

お話を考えると、ウルトラマンの1話としてはかなりの王道です。初邂逅のくだりしかり『X』にもかなり似てると思いました。やっぱり今の時代に合ってないとか、予算がかかるとか言われますが、防衛隊は必要です。僕があらゆるウルトラシリーズの中で1番好きなセリフ「ウルトラマンを援護しろ!」が聞ける日はくるかな。もう共闘してるからないかな。

 

今年はストーリーにも期待してます。例えば『X』では「怪獣との共生」という一応の一本筋のテーマがありましたが、『Z』ではストーリーの縦軸はどうなるのか。個人的には一人のヴィランに使役される怪獣を延々倒していくストーリーには若干飽きているのですが...メイン監督の田口監督がなんとシリーズ構成を担当していて、結末から逆算して話を紡いでるという旨の発言をしていらっしゃったので、ストーリーにもウルトラ期待ですよ、これは。

 

ちょっと早いですが、このクオリティを維持すればニュージェネ1の傑作になるのではないか、そんな期待を抱かせる素晴らしい1話でした。また、色んな人の感想漁ろうと思います。

それでは!

 

 

 おもちゃもいい!

 

 

 

 

ひねくれ日記③(キラメイジャー、漫画『遊戯王』感想)

とりあえずブログ書きたいけど、特にがっつり語りたいことがあるわけではない。

でも、何かしら更新したいという思いをキーボードにぶつけるために日記という程で最近の趣味に関することや、自分自身に関することを備忘録がてら綴っておくことにします。お暇な方はぜひ。

 

生活

緊急事態制限もようやく解除されて色々な店舗も開業。飲食店でバイトしてるんですけど、そこでもMaxでお客さんが来たとしても、座席の関係でお店の半分ほどしか埋まらないのが心配です。知らんけど。

 

自粛明けにやりたかったことは色々あります。まずはマクド食べにいきたい。一番好きなメニューはえびフィレオ。世界で一番おいしい(と、勝手に思っている)マックシェイクの新味が期間限定で始まっていたのに結局飲めなかった。いつか飲みたいプリン味。

 

本屋にいくことが思っていた以上に好きだったんだなーと思いました。

よく言うじゃないですか。実店舗には偶発的な出会いがあるって。それです。

たまたま目に入った漫画や小説をレジに持っていくときの高揚感。その作品についての評価を一切知らない状態から、自分にとっての"アタリ"を引いた時の興奮は何物にも代えがたい。

世間では流行っておらず評価を得ていない作品ほど自分にとっては忘れられない作品になるなんてのはよくあることです。そういう偶然の出会いを今は求めています。

 

あと、贅沢は言わずスーパー銭湯でいいのでゆっくり温泉に入りたい。お風呂好きなんでね。2時間くらい平気でいれるよ。(平均的な入浴時間は知らないけど)

収束したからといって、去年までのような暮らしに戻ることはできないんだろうなあ。悲しい。銭湯なんてこれ以上無いくらい三蜜では。三蜜が恋しい。

 

家で映画を観るという行為は何故こんなにも捗らないのか。気づけば片手にスマホ。巻き戻すためのリモコン。進まないシーン。続かない集中。無駄にした時間。恋しい映画館。映画泥棒に会いたいという願い。届かない思い。

 

となりで解説を始めるクソオタクですら恋しい。

 

特撮

ニチアサも総集編が続いているので、楽しい楽しい日曜日も割と複雑な思い。

なんとか総集編によって楽しませようとしてくれて感謝。ありがとう東映。やはり、私はニチアサの子です。

 

www.toei.co.jp

 今年から始まった「魔神戦隊キラメイジャー」

これがもう一級品の面白さでびっくり。10話まで見たところだと正に「堅実」の2文字。

序盤でしっかり提示された5人のキャラクターは分かりやすくてどこか懐かしい感じがしつつも、各話のメイン回の落としどころは今どきの価値観を汲んで丁寧にこちらの期待を裏切ってくれる。それが心地いい。

5人それぞれが活躍して輝いてこそがキラメイジャーという、戦隊=集団でありながら1人1人違う個々の考えを大事にするのが今どきっぽくて、これからの展開が大いに楽しみです。

戦隊においてなんてことない通常回が面白く感じるというのがどんなに幸せなことか。

 

個人的に眼福だったのは4話のキラメイレッドVS敵幹部ガルザの戦闘シーン。

 

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このシーン超よかった

 

4話はみんな大好き坂本浩一監督が担当していました。

海の向こうのパワーレンジャーを作っていた坂本監督が日本の戦隊現場に参戦したのが海賊戦隊ゴーカイジャー(2011)。つまり、坂本監督もおよそ10年間戦隊に関わってきたわけなんですが、最近の坂本アクションはかなりアクが抜けて見易くかつ派手さもあってとても好みです。

日本に来たころの坂本監督の撮るアクションって良くも悪くも画のクセが強かったです。OPのクレジット観なくても坂本監督が担当してるってことは分かる人が多かったように。

もちろん坂本監督が日本の特撮にもたらしてくれた数々の要素は2010年代のヒーロー特撮に大きく貢献していたのは事実ですけど、一時期クセがあまりにも強くて坂本アクションは食傷気味でもありました。(あくまで個人的にですよ)

ex)長い生身戦闘、戦いながらの変身、くどいSE、爆破を背景にしたスローモーション演出の多様

 

しかし、ここ2、3年はそのクセの強さが抜けていきつつ、得意なファンサービスや豊富なアクションのアイデアはそのままに非常にわかりやすくなってると感じています。

4話ではルパパトあたりから導入された360度のVRカメラが坂本監督によって本領発揮。キラメイレッドとガルザの戦闘を上からも下からも映しつつ、ワンカット長回し風に演出し、そこにド派手なCGをつけ足して今まで見たこともないような戦闘シーンに仕上がっています。是非とも坂本監督にはこのままキラメイジャーのローテに参加してほしい限りです。(ウルトラマンあるから無理かな...)

 

漫画

 

自粛期間中から、読んでいない名作漫画を読もうキャンペーンを勝手にやっておりまして、いつかは読んでみたいと思っていた漫画に手を出しています。

 

第一弾は遊戯王

自分にとってカードゲームといえば「デュエルマスターズ」で、青春時代をデュエマに捧げました。「遊戯王」に関しては、小学生の時に友達全員がプレイしていたにも関わらず、頑なに自分は手を出さないという謎の鉄の意志を貫いていた結果、いざこうやって漫画『遊戯王』を読むまで、主なルールさえ知らず。

 

 

と、いっても天下の『遊戯王』ですから、どんな形であれ触れたことくらいはありまして。

確か10年前くらいに放送していた『遊戯王5D’s』は毎週なんとなく観ていましたよ。バイクにのってデュエルするシリーズですよね。「スターダストドラゴン」とか「地縛神」とか「シンクロ召喚」とかのよく出てくるモンスターとか、フレーズは覚えていたり。モンスター召喚する時のセリフがいつも凝っていて面白い。毎週、水曜日にご飯食べながら観てました。

 

 

そんな感じで万を持して、原作漫画『遊戯王』を全巻読んだ感想を簡単に述べていきます。

 

①カードゲーム漫画ではない。

この作品は最初から最後まで「遊戯王」というカードゲームそのものの面白さで魅してくる作品かと思っていましたが決してそういうことではない。

もちろんそういった部分もありますが、むしろカードゲームは添え物であって、主人公である武藤遊戯と彼を取り巻く仲間たちとの友情やライバルとの闘いを描く手段にすぎない、と感じました。

メインのストーリーとしては千年アイテムや古代エジプト王の謎を軸に、もう一人の自分との決別ができるまでの少年の葛藤や成長を描いていくといったもので、内容だけなら王道ジャンプ漫画といえます。

 

文庫版では作者の高橋和希先生が当時の連載事情を度々、述べられています。

・最初は打ち切り必死であったこと

・カードゲームが登場した回に集英社に応援のメールが殺到したこと

バトルシティ編が終わると露骨に人気が下がってしまい、高橋先生の体調のことを鑑みてメインストーリーを巻いて終わらしたこと

 

素人目に見ても、この『遊戯王』という作品は紆余曲折を経て、何度もの路線変更の末に走りきった漫画なのではないかと思いました。

 

序盤では遊戯が闇のゲームを仕掛ける学園編、終盤にはアテムの謎を追っていく王の記憶編などカードゲーム一辺倒では無く、それらのお話もまぁまぁ長いという初歩的な驚き。

自分が勝手に抱いていた『遊戯王』という作品のイメージを大きく覆されたわけです。

 

②モンスターのデザインが最高of最高。

もう惚れ惚れしました。期待していたカードゲームが始まるまでは少々物語が退屈だったものの、デュエルの度に出てくるモンスターのデザインには魅了され続けました。

「青眼の白竜」(ブルーアイズホワイトドラゴン)とかね。最高かよ。今となっては当たり前ですけど、天才的なネーミングだ。遊戯王全く知らない人間が初めて読んだら感動しますよ、これは。

こんな素晴らしいデザインとゲーム展開を毎週考え続けてた高橋先生、かなりの労力を費やしたのでは... 

 

 

 神のカードもかっちょえええええええ!!!!!!!

ほすぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!

 

 

 

てな、感じで読んでました。

モンスターデザインやそれによるバトルが好きだったため、ラストの王の記憶編が自分的には1番楽しめた。完全に怪獣バトル物として読んでいたのでね。『遊戯王』はまぎれもない、怪獣バトル漫画ですよ。

 

文庫版で全巻読んだのですが、『遊戯王』に関してはコミックスやタブレットなどによる電子書籍がいいかな。上に書いたようにモンスターのデザインやアクションが最高すぎるので、なるべく大きな絵で読んだほうが確実にいいです。今更何言ってんだって感じですが。

 

 

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こんな感じで日記はたまに更新していきたい。誰のためにって自分のために。短くてもいいから感想とか書き残しておきたいな、という思い。

Twitterでもいいんですけど、ブログの方がある程度まとまった文章書き残せていいですね。振り返りやすいし。

 

宣言!週一くらいで日記は書くよ!多分!

 

それでは、今週も頑張っていきまっしょい。

 

 

あ、あと何となくTwitter最近見過ぎてるなって思ったので少しだけ離れます。少しだけ!